経営相談ワンポイントアドバイス 返済目途の立たない借入金は親族や知人から借りるようなことはしてはいけない

■質問内容

個人で飲食店を経営している顧問先が廃業する予定。顧問先は、運転資金の使途で信用金庫から個人借入、カードローンをしており、残債務が合わせて600万円ある。廃業した場合、この借入金600万円の返済目処が立たない。また仕入業者の支払や店舗の未払家賃をどうしたらよいだろうか?

■アドバイス

個人借入金、カードローン600万円の処理については、下記の方法が考えられる。
① 信用金庫と交渉し廃業の旨を伝えて、個人所得の支払可能な金額で交渉する。
間違っても、親族、知人等から借りるようなことはしてはならない。
② カード会社と交渉し廃業の旨を伝えて上記と同様、支払可能な金額で交渉する。
(最終支払額はおおむね債務総額の10%~20%程度)
仕入業者の支払や未払家賃については、下記の方法が考えられる。
厨房機器などを売却した資金やその他の入金を確認、一方で業者支払などの金額を調査し、実際に使用できる資金を確認する。その後、業者には廃業の旨を伝えて債務額の減額依頼をする。
未払家賃については、差入保証金から精算依頼をし、支出を最低限に抑える。

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