経営相談ワンポイントアドバイス 借入の更新は断られても根気強く更新をお願いするべき

■質問内容

現在、短期借入れ1,000万円を半年毎5回更新している。新しい決算書を出したら、銀行から「今回は更新できないので1,000万円を期日に決済するように」と言われたが、1,000万円なんてとても用意できない。

■アドバイス

“根気強く更新をお願いする”

短期借入の方法は大きく分けて3通りある。
① 手形借入
② 当座貸し越し
③ 信用貸し
中小企業で最も多いのは“手形借入”である。手形借入とは、銀行の用意した手形に債務者である企業が印を押して銀行に差し出す。借入期間は3ヶ月間~12ヶ月間が多い。
企業の業績が悪くなければ、期間の更新を繰り返し、企業は元金の返済をせずに利息のみを支払い続ける。企業の業績が悪くなると更新ができず、期間満了と共に返済しなければならない。
しかし、銀行が用意した手形は不渡りにはならない事になっている。
《対策》
① 初めに期間の更新のお願いをする。
② ダメと言われたら長期の証書貸付に変更してもらう。
③ ①も②もダメと言われたら、再度①と②を繰り返しお願いする。
《結果》
銀行としては、
① 期間更新を認める。
② 長期の証書貸付に変更する。
③ そのままにする。
上記の3通りの方法しか選択できないので諦めずにお願いを続けることである。

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